インプラントコラム

 

こんにちは！

 

今回はインプラント治療が難しい方について説明させてもらいます。

 

• 骨粗鬆症の治療をされている方

カルシウム製剤などを飲まれている方は大丈夫ですが、ビスホスホネート製剤（BP製剤）を服用または点滴・注射されている方は手術ができません。

理由は顎骨壊死の恐れがあるからです。これはインプラントに限らず歯科の外科的な治療（歯を抜いたりなど）もできません。

• 糖尿病の方

糖尿病には1型と2型があり、1型の方は免疫力の低下が激しく、インプラントの骨への結合に影響を及ぼすのと細菌感染を起こしやすいことがあります。

2型の方は血糖値コントロールができていない人は難しいです。

• 血液をサラサラにするお薬を飲まれている方

抗凝固薬といわれるお薬で不整脈、血栓症、心臓の手術後の方に処方されることが多いですので、出血を伴う外科的な処置になるインプラントはできません。

• 高血圧の方

重度の高血圧の方はインプラントの手術中ストレスなどで急に血圧が上がり障害が発生することがあるためリスクになります。

• 内蔵疾患がある方

ガンや心臓病など重度の内臓疾患がある方は免疫力が低く細菌感染を起こしやすいリスクがあります。

また放射線治療されている方は口腔内の粘膜が荒れやすく難しいです。

これらがインプラント治療をするのが難しい人に多い理由になります。

 

また病気ではありませんが、

• 18歳未満の方

骨の成長がまだ止まってないので骨に埋めるインプラントはできません。

• 妊娠中の方

外科処置なのでおすすめできないです。

などもあります。

 

ただし疾患を持っていてもコントロールできている方や、かかりつけ医の先生と相談して休薬することでインプラント治療ができる場合もありますので一度ご相談下さい。